九段坂三番町

■ 70まで数えた。 23:06
　息子さんと風呂に入る。
湯船が大好きな彼だが、今日はちょいとお湯が熱かったのか、すぐ出ようとしやがる。
よしよしよし、湯船の外に出してやろう持ち上げてやろうと言いながら、
わしの膝の上に座らせてみたら、抵抗せずにそのままちょこんと座りだした。

　お、これは彼の体を温もらせる絶好の機会！　と思い、「イーチ、ニー、サーン」と数えだした。
もしこういう状況になっても、普段なら「10」へたどり着く前に、彼はイヤダイヤダ外ニデタイと暴れだすのが常なのに。

　今日はどーしたことか。

　なんと70まで数えることができたのである。いやあ、快挙じゃよ快挙。
それだけ長く湯船に浸かっていた、という面で彼をまずは褒め称えてみたのだが、
フト思い至ったのは「あー70まで数字かぞえたのって、何年ぶりよ」ということであった。
なんだか口が疲れた気もする。弱いなー＞わし。

　息子さんを外に出して、嫁殿に預けると、わしは一人残った湯船の中で、
オンラインゲームのサーバーと時間軸、そして平行世界やタイムループについて考えてみた。
が、ボーっとしてきたので、それについて書くのはまたの機会に。