九段坂三番町

■ 図書券のゆくえ 19:47
　嫁殿が結婚前から所有していたもの。それは図書券3，000円分。
ずいぶん中途半端なモノだけれど、話を聞くと友人の誕生日に送るつもりで
5，000円分ほど購入していたんだという。
しかし贈る機会を逸して、そのまま自分のために使い続けてきたけれど、
多忙な日々を送っていた彼女は、はりきって全額使い切る前にわしと結婚。
そして、先日のクリスマスの際に「好きな本買ってね」と言ってくれた。
結婚以来、それなりに手狭な我が家と限られた資本という、ある意味「大人な理由」によって
わしはCDや本をバカスカ購入しないように手控えてきた。
と言っても、好みの作家による最新作が出ると購入してきたのだけれど、
それでも1冊1,500円するよなハードカバーは諦めて、文庫や漫画に絞っている。
　そして不意にやってきた3,000円の図書券。ちょっと使い道に困っている。
結構欲しい本としては、塩野七生の「痛快！ローマ学」というものを探しているのだが、
1年余前に出たこの本は、現在店頭で見かけることがない。
もちろん大きな書店まで出向けば探し出せるのだろうし、
最寄りの書店でも取り寄せくらいしてくれるだろう。
でも、人生を堂々と浪費しているわしとしては、
「Amazonで図書券を取り扱ってくれたらなぁ」と夢想しがち。
　ちょくちょく自宅や勤務先近くの本屋を覗いているのだが、
その時欲しい本はなかなか無い。ていうか、小さい割に膨大な書籍を積み上げている
現在の書店インターフェイスにうんざりしちゃう。
先述のように、書店で注文しちゃうのが手っ取り早いので、
近日そのようにするんだろうけど、地元の本屋がAmazonと提携してくんないかなぁとも
願ってしまうのである。つうか、それは本当に便利？＞わし
よくわからんようになってきたので、やっぱり発注しちゃおうか。