九段坂三番町

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2004-02-17

2004/02/18 水 08:30 | -

おにぎり

■ 大きなおにぎり 19:31
 今日、結婚してから初めて嫁殿が
「ハイどーぞ」と弁当箱を手渡してくれた。
会社に向かうため、家を出る直前の話である。
おや? と不思議な顔をした私に向かって、
彼女はちょっと照れながら「あ、お弁当じゃないのよ」と言った。
話を聞けば、昨晩ご飯があまったので、おにぎりを作ってくれたのだという。

 おかずが無いと聞けば、寂しい印象があるかもしれないが、やはりこういうことは嬉しいものだ。
私は、ありがとうと言って、普段よりちょっとだけ重たいカバンをぎゅっと抱えてそのまま家を出た。
 
 11時就業という我が部署では、昼ご飯の時間が15時〜16時になることが少なくない。
今日もそのパターンで業務が推移し、ちょっと一息ついた15時半頃、空腹感を覚えた私は、
カバンの中から弁当箱を取りだしてみた。

 初めて嫁さんが弁当箱持たせてくれたんですよ、でもおにぎりだけなんですけどね、などと
周りの同僚に軽く自慢しながら、弁当箱の包みを開けた。

 でかッッ! こりゃデカイ。こりゃまたでかいおにぎりだ。
右に掲載した画像から、おにぎりとたばこを比してその大きさを想像してみて欲しい。
あまりに予想外なサイズだったので、思わず笑いがこぼれてしまう。

 ひとしきり、その見た目を堪能した私は、近所のホカ弁屋へ走り、おかずだけ購入。
さっそくでかいおにぎりを口にする。美味い。具はないだろうと勝手に想像していたら、
シーチキンが入っていた。

 もうすぐ1歳4カ月になる息子は、だいたい朝の7時半〜8時には目を覚ます。
私を待って、深夜まで起きている彼女は、睡眠時間を削って早起きしている。
息子の朝食を作るだけではなく、家事全般で何かと忙しいだろう時間帯に
わざわざ作ってくれたことに思い至り、おにぎりの味わいとともに
嬉しさが胸の奥底からこみ上げてきた。
ありがとう嫁殿よ。大きな大きなおにぎり、本当にうまかった。
author : hiziri | comments (0) | trackbacks (0)