九段坂三番町

定休日は土日祝。
<< 2004/07 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

2004-07-29

2004/07/30 金 08:30 | -

■ キング・アーサー 22:12
 最近やたらとCMを打っている「キング・アーサー」という映画、既に封切られている作品だけれど、
いったいどれほどの人が興味を持っているのだろう。

 わしにとって、アーサー王伝説は幼少の頃にワクワクした冒険譚の1つだ。
そのきっかけはテレビアニメ。おぼろげな記憶の中に、少年アーサーが聖剣エクスカリバーを岩から抜くシーンが刻み込まれている。
このアニメ、たしかNHKで放映されていたと思うのだが、検索したところ「燃えろアーサー」というタイトルだったそうだ。

 大学に行っていたころは、アーサー王伝説関連の書籍を学内の本屋で買い求めた。
いずれも全てを読破したとは言えない状態であるが、関連してケルト神話にも食指を伸ばした。
(おかげでアイルランド人と酒を飲んだとき、ク・ホリン*1の話で盛り上がれた)

 「キング・アーサー」に話を戻そう。この映画のテレビCMを見るたび、先述したような愛着を持つ私は、非常に好奇心をかき立てられた。
その一方で、トリスタンとイゾルデの話やモードレッドとの激闘といった話はともかく、
グィネヴィアとランスロットが登場するということで、彼らの不倫とアーサーの苦悩はきちんと描かれるかどうかと言う点が気になっていた。

 そこで、公式サイトをチェックしてみた。
ナビゲーションが最低なこのサイトに掲示されている、キャラクターの紹介やストーリーを見ると、
わしが期待していたストーリーとは、かなり異なる展開になるようだ。
まず、マーリンの扱いがかなり軽そうな気がして寂しすぎる。
エクスカリバーにもほとんど触れてない予感がビシバシだ。

 もともとのアーサー王伝説が諸説入り乱れるものであるからして、
わしの期待通りのストーリーになるなどあり得ないことではあるが、
それにしても……と愚痴りたくなる。
当分は映画館に行けない身であるが、なにはともあれレンタルがスタートしたら必ずチェックしていきたい作品ではある。


*1:人気ゲーム「女神転生」シリーズに慣れ親しんだ人には、クーフーリンと言えばわかるだろうか
author : hiziri | comments (0) | trackbacks (0)