九段坂三番町

定休日は土日祝。
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■ 酔ってたんじゃないです

2005/06/27 月 00:32 | -

 金曜の夜、独身最後の超ドレッドノート級パーティを開催するとした同僚某氏に従い、秋葉原の夜に繰り出した。

 ま、そこでどんな酒池肉林が繰り広げられたかはさておき、妻子ある我が身は、適度な場所で切り上げねばなるまいと悟り、1次会で身を引いた。ヤ、主役の某氏には申し訳ないが、もう彼もわかってくれるであろう。そういうものなのだ。

 帰宅するとは言え、既に我が家の最寄り駅までたどり着ける電車はない。すなわち終電を逃した状態であって、普通ならば茫然自失する状況ではある。が、幸いなことに、東京には深夜バスなる制度がある。わしはこの深夜バス制度が大好きだ。海外ではロンドンでお世話になったことがある程度だが。つーか大阪にもないですか?

 で、予定では赤羽駅まで行って、深夜バスに乗るはずだった。赤羽には京浜東北線で1本、25分ほどで行けるはず。先日の日記で記したとおり、大沢在昌氏の著作を手にしていたわしは、カバンからごそごそと出して、電車が来るまで読みふけった。

 おそらく5分以上経過してから、電車は来た。すぐ乗り込む。運良く席が空いている。あとはぼーっとしておけば良いはずだ。再び本を手に取り、ページをめくる。いつしか熱中していた。
Train railroad
 ……気づいたら、わしは品川にいた。品川といえば東海道の宿場町であった。東京の港側で、えーと、赤羽に行くにはかなり遠い。つーか遠ざかった? ってぇことは、えーと、んーと、もしや? やってもたか?

 そう、乗るべき電車とは逆の方面に乗っていたのだ。大阪で言えば、京橋から環状線に乗って梅田を目指していたのに気づけば天王寺にいたようなもんだ。

 あっはっはっはと笑うと同時に妙な恐怖心が背筋を駆ける。や、帰れねーですかね、もしかして。すかさずケータイで検索する。赤羽まで電車でたどり着く方法は既に断たれたようだ。しかし池袋に行けるのであれば、もう1つ、深夜バスがあるはずだ。その後、嫁殿にも電話し、無事池袋にたどり着いた。深夜バスにも無事乗車して、なんとか家に帰り着いたのであった。はぁー。酔っちゃいなかったはずなのになぁ。つーか、画像と本文は何も関係ない。
author : hiziri | comments (0) | trackbacks (0)