九段坂三番町

■ 買いました 19:45
　嫁殿にはナイショなんですけどね。
「ローマ人の物語」の文庫版、8〜10巻まで買っちゃいました。

　これがもー、ねー、やべぇ。おもしれー。カエサルすげー。
カエサルの何がすげーってね、1つお話があるんですけどね。
24歳くらいのとき、勉学のためにローマからギリシア方面に
船でえっちらほっちら行ったんだそうですよ。

　そしたら途中で海賊が激アタック。カエサル誘拐されるの巻。
海賊から請求されている身代金の金額が中途半端であったために
むしろ俺様はもっとすごいと言わんばかりに「それは安い」と
高値を自らふっかける。ふっかけることで、こいつは金になると思わせて
命が奪われないようにする。

　これだけならまだしも、その後身代金が海賊に渡って、
解放されたカエサルはすかさず手勢を集めて、海賊を退治してしまい、
残らず絞首刑でGO。
「ロトかおまえは」と。まぁロトは誘拐されませんが。
そないすぐに海賊を退治できるんかいと、本文に向かってツッコミを入れざるを得ない。

　こんなお話が、「ローマ人の物語」ではほんのわずかしか触れられていない。
カエサルという人を描くのに文庫本で6冊（たぶん）費やしているのに、
この逸話に関してはほんのわずかしか触れていない。

　つまりだな、もっともっとネタがあるわけだなと。わんさかあるわけだなと。
もう、この時点でわしはクラクラクラと来ているのでありますよ。
今日購入したばかりなので、先はまだ長いですが、
いやあ楽しいなぁ幸せだなぁボカァ。

　余談ですが、本屋行ったら「ハリポタ」の新刊に手を伸ばす人が多数。
やっぱ人気あるのね、と再認識しました。
　まぁ人それぞれ好みがありますので、
ファンの方にはご容赦いただきたいのですが、
わしは同じ3人組なら「ズッコケ3人組」をオヌヌメしていきたい。
剣と魔法の世界なら、アーサー王伝説とかケルト神話とか。
神話関連なら古事記もなかなか良いですヨ。
でもやっぱズッコケだな。忍者の里に行く話を思い出すと涙がとまらんですよ。