九段坂三番町

　震度5強の地震に見舞われた首都圏。いたるところで電車が止まり、高速道路は通行禁止となり……。で、まぁ、今朝の新聞は都市部はもろいとか、東京の交通機関は弱いとかいう論調になっとる。実際、電車が動かず、足止めを食らった人にとっては、うんざりするような出来事だと想像はできる。

　つーか、震度5クラスの地震と言えば、気象庁によると「多くの人が、身の安全を図ろうとする。一部の人は、行動に支障を感じる」「棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる」というレベルと説明されている。そんな地震があった直後に、いくらエレベーターが動いていようと、電車が走れる状態であろうと、仮にそのまま運行してしまうっつーのは、事業者側の落ち度として責められてしまう気が。

　文句言うなとか、そういう話じゃなくて、もう一歩進めて「しゃあないんやから、腹据えるしかねぇ」という感じ。ヤ、個人的には「生涯2度目の大地震デス！」なんて口にしたかねぇけれども。もっと大きな地震が発生したら、当然都市機能は全て麻痺し、電気や水道といったインフラは停止する。これは終末的予言なんてもんじゃなくて。だったら、もうやることは残りわずかしかなくて、飲食料を備蓄して、歩いて自宅へ戻れるルートを調べておくことくらいかなと。あとは、その覚悟すべきレベルに達しているかどうか、最新情報をいかにすばやく入手できるか、にかかっているのかも。やっぱAMラジオは常に携帯すべきか。