■ ギザ10
2005/01/18 火 20:44 | -
先日、ジャラジャラ言う財布の中をチェックしてみたら、昭和28年製の10円玉が入っていた。いわゆるギザ10に分類されるアレだ。
子供の頃、ギザ10に関するウンチクを本で得たわしは、常に数枚、手元に置いていたように記憶している。古物や稀少貨幣としての価値はほとんどなく、ただ、自分自身が生まれ育った時代から遙かかなたの世界を夢想していたのだ。
昭和28年と言えば、わしの父母が生まれた直後にあたる。戦後、という言葉が生々しさを持って、忍び寄ってくる時代と感じられるのだが、実際はどうだったんだろう。
今の10円が誕生して、ン十年が過ぎ、その価値は大きく変わったのだが、いまだ流通しているという事実は日本経済の健全性を物語るのか、それともただひたすら摩訶不思議な事象であるのか。
空想によるタイムトラベルに果てはない……と悦に入っていたのだが、今日あらためて財布の中を確認すると、はたしてその10円玉はいずこかへと消えていた。サクッと使ったもよう。なんだかなあ。
子供の頃、ギザ10に関するウンチクを本で得たわしは、常に数枚、手元に置いていたように記憶している。古物や稀少貨幣としての価値はほとんどなく、ただ、自分自身が生まれ育った時代から遙かかなたの世界を夢想していたのだ。
昭和28年と言えば、わしの父母が生まれた直後にあたる。戦後、という言葉が生々しさを持って、忍び寄ってくる時代と感じられるのだが、実際はどうだったんだろう。
今の10円が誕生して、ン十年が過ぎ、その価値は大きく変わったのだが、いまだ流通しているという事実は日本経済の健全性を物語るのか、それともただひたすら摩訶不思議な事象であるのか。
空想によるタイムトラベルに果てはない……と悦に入っていたのだが、今日あらためて財布の中を確認すると、はたしてその10円玉はいずこかへと消えていた。サクッと使ったもよう。なんだかなあ。