九段坂三番町

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■ 三連戦の弱音

2006/09/17 日 17:03 |

 20試合近く残して、4ゲーム差に迫り、勝ち越せば逆転優勝の可能性が大幅に高まっていた。我らが阪神タイガース、2006年9月の話である。

 今日は、首位中日との直接対決、三連戦の最終日。初日は川上にピシャリと押さえられ、昨日は、41歳の大エースにノーヒットノーランを食らった。完全試合まであと一歩だったというから、もう手も足も……今日はまったくテレビ中継されておらず、スカパー!でも未契約チャンネルでの中継。今は、あと9回裏を残すのみ、2対0で勝利しそうな雰囲気だ。

 これで勝利すると5ゲーム差。今シーズン中は、まだ中日とあと1回三連戦を残しているので、逆転優勝の目が完全に摘まれたわけではない。が、優勝するチームは、なぜか毎シーズン、必ず何かを成し遂げる。それくらいのことがなければ優勝しないとも言える。とんでもない連勝記録だったり、劇的なサヨナラ逆転満塁ホームランだったりする。そういった試合は、優勝しないチームも行なうものだが、こう、なんというか、いよいよ優勝の瞬間が迫ってきて、それでいて「まだ確信できねぇなぁ」というタイミングで、観客の魂をゆさぶるプレーが球場で繰り広げられると、それは「さすが、優勝するチームは何かするぜ」とか思わせられる。

 三連戦を終えて、中日の勝ち越しが決定した。我らがタイガースの置かれた状況は厳しくなった。その状況をもたらした中日選手陣のプレーは、敵であるわたしの心にも深く響く内容であったのだから、こちらとしてはプロ野球の凄さを味わうと同時に、どうしようもなく弱気になったのであった。まぁ、100点差をつけられても逆転した試合もあることだし、まだまだ勝負はわからんですよアワアワ。
author : hiziri | comments (0) | trackbacks (0)