我が家から歩いて数分のところに、住宅展示場がオープンした。国内有数のハウスメーカーがそれぞれ自慢の一戸建てをガガーンと披露しておる。さっそく冷やかしてみた。
今回、中を見たのは、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)、住友林業、ミサワホームの3件。さすが大手メーカー、いずれも質感は高い。我が家近辺だと土地込みで5,000万は軽くするらしい。んー。
それはともかく、それぞれ特徴があって面白い。ヘーベルハウスは、独特の構造物を採用することによって、大空間をウリにする。大きな空間が実現できるということは、窓も大型にできるなど、日当たりの良さに繋がるという。その仕組みはユニークで、
詳しいことは同社Webサイトにあるが、地震の揺れで生じるゆがみを、“ねじれる金属”で吸収するという。今回見た3社の中で、唯一、耐震性をアピールする展示コーナーを設けていたこともあり、「相当自信あり」ということが伝わってくる内容。耐火性にも備えがあるとのことで、スタッフは「阪神大震災で火が迫ったが、当社の住宅が壁になって延焼しなかった」と語っていた。
そして住友林業は、その名の通り、木をアピールする住宅づくりが特徴だ。話を聞いてみると、やはり木に対する豊富なノウハウがウリということで、部屋の中に満ちた木の香りとともに、自信あふれるアピールを聞いていると、木に囲まれた暮らしに憧れる気持ちになってくる。なんというか、全体的に豪華な雰囲気だった。
最後に見たミサワホームは、二世帯住宅をイメージした作り。専用展示コーナーはなかったが、一部の壁をくりぬいて、制震構造をアピールしていた。また、ある程度天井が低く、床面積に含まれない空間を「蔵」として、ウリにするのも印象的と言える。展示された家そのものが二世帯向けということで、全体的な床面積は他社と変わらないと思われるが、部屋1つあたりの広さが手狭に感じたのも事実。私自身がそういったニーズを持ってないがため、の印象だが、逆に親との同居を考えるなら、検討に値する物件だ。何より、南極で活動する観測基地にもその技術が用いられている、という話は好奇心をそそられる。
やー、今度は別のメーカーの家に遊びに行ってみたいのう。