九段坂三番町

　昨日行なわれた、阪神-中日戦は、延長11回という激闘の末、代走で登場した阪神・中村豊選手のソロホームランで、我らがタイガース勝利という結果に。

　残念ながら、日付が変わった深夜にその結果を知ったが、今日になって続々と配信される各スポーツ新聞の記事を読み進んだ。まだよ、まだまだ、その時は来ないけども、グッと手応えを感じた一戦。それは選手たちの活躍を伝える記事だけではなく、岡田監督をはじめとする首脳陣の模様を伝える報からもわかるのだ。

　地味で、暗くて、大人しくて。そんなイメージがついてまわる岡田監督やけど、今日配信された記事を読んでいて、現役時代の姿を思い出すのだ。地味で暗くて大人しい印象は変わってないかもしれないけれど、その実績はスターそのものやったやないかと、わしは自分自身に改めて教えている。そして、今、一軍監督に就任してから、これまで静かな炎を抱き続けてきた指揮官の姿に涙腺が刺激されまくる。対する中日・落合監督も、昨日の試合後はあっさりと会見を終え、一身に責めを負う姿を示した。2人ともかっこええがな。みんな格好良すぎるやんか。

　残りあと20試合、もう少しやんと気づいた瞬間。わしはただ観ているだけの立場なのに、無性に緊張してきた。人の字を手のひらに書いて300回飲んでも解消されそうにない。あー、わしの心臓と胃は、最後まで持つやろか。