九段坂三番町

　自分自身が幼いころ、慣れ親しんだものを我が子に与えたい。

　というわけで、どのタイガースグッズを買おうかなあ。今年は、交流戦用に懐かしいデザインのユニフォームが復刻しているので、そこも狙っておくべきかもしれん。

　とりあえず京王百貨店の新宿店を攻めてみるか……。

　Spa王というインスタント食品がある。大上司様のおかげで、ひさしぶりに口にする機会があり、さっそく食してみた。

　フタを開けて、お湯を注いで、麺をほぐしてから……という手順だったよなあと思いながら、実際に開けてみた。すると目の前に見慣れぬモノが。なななんだこりゃー。

　写真を撮り忘れたのは痛恨の極み。いちおう説明を試みてみよう。フタを開けると、容器の半分をフィルムが覆っている。全面ではない。そのフィルムは銀色で、穴がいくつか空いている。

　ようは、湯切りする際に麺がこぼれないよう支えながら、サクッとお湯だけ捨てられる仕組みだ。以前は、「UFO」方式っつーか、蓋に湯切り穴があったように記憶しているのだが、火傷した人が続出したんだろうか。

　軽く衝撃を受けながら、具を混ぜて食べる。んまい。さすがイタリアに次いでアルデンテに凝る日本の製品だ。

　そういやアルデンテっつーヤツだが、英米で食ったパスタはなんだか煮麺のようだったのだが、彼らにとってアルデンテは不味いのだろうか。ちょっと不思議。