九段坂三番町

　DVD視聴機能が搭載されるまで、購入しないぞ！　などと思っていたのは、任天堂のゲーム機「Wii」のこと。しかし、年末年始を挟んで某氏宅でプレイした結果、「これはおもろいなぁ」「これは買うべきではないのかなあ」と悶々としてきた。とはいえ、そもそも店頭ではまったく姿を見かけなかったので、買おうにも買えないという状況でもあった。

　新年を迎え、仕事始めから幾日か経たある時。気が付けばWiiを持っている同僚と、上司がWiiの話をしている。どうやら、上司も最近購入したらしい。ムゴー。わしも欲しい。欲しいであります！　そんな熱意が全身を包み込み！　ボッ！

　ということで、嫁殿に「ちょ、Wii買う、買うぞ！」とその場でメールし、宣言する。するだけならタダだ。直後に「お、どうしたの？」と返信。かくかくしかじかでな、買うねん、買うしかないねん、と衝動を伝える。「ふーん、で、どこで？」と冷静なツッコミ返信をもらい、ちょっとだけ我に帰った。しかし負けてはいけない。これからは見つけ次第、買うということだー！　という決意表明を行なう。

　とりあえず仕事に戻ろう、いつまでも手に入らないWiiのことを考えていても仕方ない。と、作業に戻る。そして約20分後、嫁殿からメールが入った。

　あれやこれや、気になることが出てくると、それをどう処理していくのか、どの順番でやっていくべきか、整理したくなる。リストアップと優先度の決定。仕事だけじゃなくて、最近はプライベートというか我が家として、というような面でも考えなきゃいけないなぁと思う。

　その割に、たとえば年金だとか保険だとか、こう、今は必要ないけれども将来頼ることになるんだろうなという事柄に対して関心はあれど知識がない。家や車、子供の教育路線、旅行のプランなどなど、検討して選択していくことは多岐に渡る。人生って、いろいろと考えなきゃいけないことが多いんだ、ということを三十路過ぎてようやく気づく。

　気づいたはいいが、こうやって文章を書いたり本を読んだり、ゲームをしたり……ということで時間を費やす。楽だ。うーん。秘書というか、相談役というか、ええとコンサルタントか、そういうモノが欲しい。人なのか機械なのかわからないけれど。全てを自分たちだけでやっていくってのも、責任をとる1つの姿勢ではあるのだろうけれど、それはそれで独善に支配される可能性は否定できないというか、まぁいいや。

　というわけで、明日に備えて帰宅していきたい。

　1月17日、あれから12年。身の周りはずいぶん変わった。これからもそうだろう。
ただ、より良く生きていきたいし、そうすべきなのだ。

500km以上、離れた地から、合掌。

　2007年が来てしまった。気付いたら新年を迎えており、カウントダウンできなくて無念。

　というわけで、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年の目標は……えー、打倒某社？　それとも某社を打倒？　いやいや、罵倒はしませんよ、ええ。ただ生きるのではなく、よりよく生きるっつーことで。ソクラテスktkr。アレテー。

　あと大晦日に紅白歌合戦をちらりと観たら、裸女が踊っていた。どうも、そういう服を着ていたらしいが、アレだと思った。