九段坂三番町

　嫁殿が薦めてくれた「父との生活」を読了。面白い。母と先日話していて「結婚して子供ができたから親の気持ちがわかったんでしょ」と指摘された。最近、墓参りとかしたことを話していたから、そういった行動の動機を見透かされたのだろう。

　11日、息子さんが5歳になったということで七五三に行ってきた。場所は、大宮氷川神社。氷川神社のなかでも一の宮ということで、実際、社殿は非常に立派じゃった。ただ参拝するだけではなく、祈祷もしてもらったのだが、社殿内に入ったのは初めて。今回、このために上京してくれた母によると、わし自身は参拝だけだったという。祈祷していないからと言って何が変わるわけでもないのだろうが、そういう現実的な部分とは違うところ、いわば精神的な、心の根っこみたいな部分において得難い体験を今回味わえたと思う。

　お土産というか、祈祷のあと神社の方から千歳飴などをもらったのだが、袋の中には「神璽」と記されたお札が入っていた。結構大きなもので、こちらも立派。予想していなかったので、結構嬉しく感じた。

　毎週末忙しかった10月〜11月だけど、そろそろ落ち着いてくるかな。12月はゆっくりしたいところ。

　異常に混んでおる。どうも人身事故が京浜東北線であったようなんじゃが、車内には子供が多い。そういえば、嫁殿が「今日は埼玉県民の日。幼稚園は休み」と申していた。すると、小学校も休みか。

　となると、埼玉県から都内へ民族大移動しているのか。こりゃ夕刻の電車も混みそうだが、その時間帯はきっと絶賛業務遂行中であり、何の心配も要らんだろうな。

　しかし県民の日が休みなんて風習、わしは上京するまで知らんかったよ。

　テレビを全く見ない時期があった。上京からの1年間、テレビなしで過ごしたからだ。当時行なわれた世界的スポーツイベントも、テレビがなければ最新動向がわからず、周囲の人々と話があわなかった。そして購入したテレビ、あれからもう7年近く経つ。

　そのテレビの映りが最近イマイチだ。映像の乱れはないが、全体的に暗い。調べてみると、ブラウン管で暗くなる現象は、どうも寿命と判断すべきものらしい。

　すると、買わねばならぬ。地上波放送にはあまり興味はないが、映像作品はよく見るのだから、何かしら必要だ。が、調べてみると、液晶テレビもプラズマも進化の最中で、値段的にもなかなかのレベル。10万出してもそんなもんか……と感じるのが正直なところ。だが、背に腹は替えられないのかもしれない。さて、どうしたものか。